肘部管症候群

肘部管症候群とは

小指と環指(小指側)に痺れを生じます。麻痺が進行するに伴い、手の筋肉が痩せてきたり、小指と環指の屈曲変形を起こします。

原因

肘の内側で尺骨神経が慢性的に圧迫されたり牽引されることで発症します。原因としては、肘周辺の外傷後の変形に伴うもの、特発性(原因不明)、変形性関節症、尺骨神経脱臼、外傷に続発するもの、腫瘍(ガングリオン、神経線維腫、神経鞘腫など)、関節リウマチ、解剖学的破格(滑車上肘筋など)などがあります。男性に多く発生します。

治療

進行性に経過することが多く、保存的治療では症状が改善せず、手術を要することが多い疾患です。

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