院長コラム

2025年03月

膝関節周囲の痛みについて

膝関節周囲の痛みの原因として、代表的な疾患に変形性膝関節症が挙げられます。一般的には、エックス線写真を用いて進行度を判定することや関節の腫れの有無、痛みの部位などを総合的に判断し診断されます。

変形性膝関節症における痛みの原因組織は、軟骨下骨、滑膜、関節包、靭帯、脂肪体、筋肉、腱など幅広く考えられます。一概に関節軟骨がすり減り、関節が変形するから痛みが出るとはいえず、エックス線写真などの画像所見と痛みの強さが一致しないこともしばしばあります。また、進行度によって痛みの部位が異なることも多く見受けられます。

リハビリテーションでは医師の診断を基に、理学療法士が関節の硬さや筋肉の収縮具合を評価し、痛みの原因組織を探ります。そして、個々の症状に合った運動療法や物理療法を行なっていくことで痛みの軽減を図ります。運動療法による効果としては、関節軟骨への栄養補給や関節周囲の筋肉の収縮力の増強が軟骨の質を保持し、膝関節の安定性向上、関節への衝撃緩和、体重減少などにより痛みの緩和につながります。

気になる症状がある方は、適切な時期に適切な治療が行なえるよう早めに医療機関を受診することをお勧めします。

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