院長コラム

2025年01月

手指に無理のかからない生活の工夫

手指の変形性関節症などによる痛みや腫れが生じた時には、できる限り安静にすることが大切です。テーピングや装具による痛い関節の固定を行う方法もありますが、日常生活で手指に無理のかからない方法について紹介します。スマートフォンは、両手で持って操作を行い、パソコンのキーボードを打つ時は指を立てずに寝かせて優しく指の腹で打ちましょう。筆記具は、グリップが太く軟らかいものを使用しましょう。ペットボトルや瓶のふたは滑り止めシートやオープナーを利用し手のひらを使って開けましょう。料理の際には、長い菜箸を使わずにトングを使用し、包丁は握りやすい柄のものを使用しましょう。

食事の際は、介護・自助具として売られている小さい力で握れるお箸や握りやすいスプーンやフォークを利用し、カップは持ち手が大きいものを使い、持ち手のないコップは、カップホルダーを使いましょう。歯磨きの際は、柄が太く持ちやすい歯ブラシや電動歯ブラシ、歯磨き粉は、チューブ絞り器を使用するとよいでしょう。髪を洗う時は、シャンプーブラシを使用しましょう。掃除の際は、ワイパー式の掃除道具やロボット掃除機を使用するのもよいでしょう。

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