2020年2月

慢性疼痛の治療

Q：運動療法の効果について教えてください？

A：変形性関節症や慢性腰痛症などの慢性疼痛疾患の治療法として運動療法（リハビリ）は、効果があり行うことが強く推奨されています。運動療法は、体の筋力増強や柔軟性の向上、全身の持久力の向上により慢性疼痛の方の生活障害を改善させます。また、最近は運動療法により慢性疼痛の方の痛みが軽減するという報告が多くされており、運動することにより痛みを抑制するシステムが体の中にあることが知られています。運動療法には、ウォーキングや水泳などの有酸素運動や筋力増強運動やストレッチングなどがありますが、個人の状態により有効性が違います。腰や膝などに慢性の痛みがある方は、整形外科を受診し適切な運動を指導していただくことをお勧めします。