院長コラム

2019年10月

スマホ指の治療法

Q:スマホ指とは?

A:スマホ指とは、スマホに関連する指の障害のことを言います。一般にスマホの使用による母指の狭窄性腱鞘炎(ばね指)のことをいいますが、ドケルバン病(手首の腱鞘炎)や変形性関節症を含むこともあります。また、母指以外の指に同様の症状が起きることもあります。原因は、スマホの使い過ぎと片手でスマホを持ってその指で操作することがかなり指に負担がかかることです。予防としては、適度な休息とストレッチ、両手で操作を行うことなどです。ストレッチは、手指を自分のもう一方の手で過伸展と深屈曲を交互に10秒間を20回ずつ1日3回ほど行うのが良いでしょう。初期の治療も同様であり、それでも効果がないときは、ステロイドの腱鞘内注射や、腱鞘を切開する手術が必要になります。

院長コラム一覧へ戻る