院長コラム

2019年01月

骨密度検査のお勧め

現在日本には約1300万人の骨粗しょう症患者が存在すると推測され、骨粗しょう症による骨折患者は増加傾向にあると考えられています。女性に多く見られ、閉経を迎える50歳前後から急増し、60代女性の3人に1人、70代女性の2人に1人が骨粗しょう症という報告もあります。

骨密度測定は、「骨粗しょう症の治療と予防ガイドライン」で腰椎と大腿(だいたい)骨で測る方法が推奨されており、骨の強度を知ることができます。以下の方は骨密度検査を行うことをお勧めします。「閉経後の女性の方」「関節リウマチや糖尿病、慢性腎臓病のある方」「長期間ステロイド薬を内服されている方」「低体重の方」「喫煙や過度の飲酒をされている方」「家族に大腿骨近位部骨折の既往がある方」。自分の骨の状態を知り、骨粗しょう症による骨折を予防するために骨密度検査を行いましょう。

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